法定後見制度についてご紹介
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2021/09/23
コラム
日常生活を送ることが困難な人を支えるための制度はいくつかあります。
その中でも法定後見制度は、主に介護が必要な方や認知症の方に必要な制度です。
そこで今回は、法定後見制度についてご紹介します。
▼法定後見制度とは
判断能力がなく、日常生活を送ったり、法律行為をおこなうのが困難な方に適用される制度です。
法定後見制度は、家庭裁判所によって判断され、法律行為を代理人がおこないます。
▼具体的にどんな人が必要なのか
例えば、認知症を持っていて判断能力が欠けていると日常生活を送るのは危険ですよね。
例えば、セールスの押し売りなどが自宅にやってきても判断能力がないため高額な商品を売りつけられてしまったり、バスや電車に乗ってもどこで降りたらいいか分からず、困り果ててしまうことなどが想定されます。
危険な状態やトラブルを防ぐためにサポートをおこなうのが法定後見制度です。
▼代理人はどんなサポートをするのか
代理人がサポートするのは、法律に関わる意思決定や取り消しなどです。
例えば、相続やローンなどが該当します。
買い物を手伝ったり、車椅子を押すなどの日常的なサポートは含まれていません。
▼利用料がかかることも
成年後見人と呼ばれる代理人に支援してもらう場合は、毎月3万円くらいの料金を支払う必要があります。
具体的な金額は、家庭裁判所が決定します。
▼まとめ
法定後見制度は、認知症や介護が必要な方をサポートするための制度です。
あまり自分には関係ないと思っても、親が認知症になったり介護が必要になった場合は関係してくるので、ぜひ覚えておきましょう。