知的障害を抱えていると、判断能力が欠けてしまうため日常生活を送るのが困難な場合もあるでしょう。
特にお金や契約関係に関しては、重要なことなので判断能力がないとトラブルを招いてしまいます。
そこで役に立つのが成年後見制度です。
今回は、成年後見制度についてご紹介致します。
▼成年後見制度について
成年後見制度は、2000年に制定された制度で、
知的障害や精神障害を持っている方の財産や権利を守るためのものです。
生きていくうえではお金の管理や契約などが必要となりますが、判断能力が不十分だときちんと判断することができません。
成年後見制度は、判断が難しい方をサポートするための制度です。
▼成年後見制度を受けるためには
成年後見制度は、家庭裁判所へ申請をおこなう必要があります。
申請後は、判断能力の鑑定をし審理・審判を経て検討されます。
支援者のことを成年後見人と呼び、家庭裁判所から選任されます。
成年後見人は、本人の意思や心身状態を考慮し、お金の管理や契約手続きなどをおこないます。
▼成年後見制度を利用する年代について
成年後見制度は年齢に制限はありません。
利用者がもっとも多い年代は、70~80代です。
若い年代でも、成年後見制度が必要な状態であれば利用できます。
▼まとめ
成年後見制度は、
知的障害や精神障害を抱える方の財産や生活を守るための大切な制度です。
安心した生活を送るためにも、必要な場合はぜひ検討してみてください。